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認知症

ユマニチュードの効果とは 実践して見えてくるもの

2016/05/29


前回の記事:認知症は怖くない 原因による違いを把握し正しい知識で対応しよう。

前回の記事では認知症は怖くないと題して、「予防」「治療」について書きました。

今回は「介護者の対応」として、「ユマニチュード」という技術に注目してみようと思います。

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ユマニチュードの基本「4つの柱」

基本となる対応は4つ。見つめる、話しかける、触れる、立つことをサポートと至って簡単。

1つ1つに細かい注意点があるものの、それでも難しい事ではありません。

(1) 見つめる――同じ目の高さで、正面から。認知症の人は視野が狭いため、様子を見ながら20センチまで近付く。0.4秒以上の長さが重要。

(2)話しかける――やさしく、穏やかな声を使う。前向きな言葉で、会話を楽しんでいることを伝える。相手が黙っていても声をかけ続ける。

(3)触れる――広い面積で。ゆっくりと、やさしく、一定の重さをかけて、手の平全体で触る。上からつかんだり、つまんだりはしない。

(4)立つことをサポート――体は持ち上げず、腕もつかまない。自分の力で立つことを助ける。40秒立てれば、清拭など立位でのケアができる。

引用元:本当は恐くない国民病「認知症」の正体 | BLOGOS

しかし、簡単なだけに大した効果が得られると思えないのも仕方ない。

『ユマニチュード入門』の編集に携わった伊東美緒さんも実際のケアに対する患者の反応を見て驚いたという。

「ユマニチュードの考え方自体は特別に目新しいものではありません。

この目で見るまで、どれだけ効果があるのか疑問でした。

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でも、実際にジネストさんたちのケアを見て驚きました。

これまでケアを拒絶していた人と、笑顔で会話が交わせるようになる。

さらには呼びかけに応えず寝たきり状態だった患者さんが、自分の足で立ち上がるようになる。

本当に“魔法”のようでした」

引用元:本当は恐くない国民病「認知症」の正体 | BLOGOS

4つの柱の中でも現場で働く人間にとって特に難しいと感じるのが4つめの『立つことをサポートする』というもの。

実際の介護施設の現場では転倒事故を恐れるがあまり、利用者を車椅子に座らせたままにしてしまう事があります。

伊東さんも「長年寝たきり状態の方に立ってもらう必要があるのだろうか」と思ったという。

「ところが、寝たきり状態だった人でも、立つ支援をすると生き生きとした表情を見せますし、自分で歩き始めることさえある。

行動が自発的になり、症状も改善しやすいのです。

自立という言葉がありますが、立つことが人間の精神を支えるうえでどれだけ重要な意味を持つのか、あらためて感じました」

引用元:本当は恐くない国民病「認知症」の正体 | BLOGOS

つい抱きかかえてしまいがちな立ち上がり、移乗の介助。

これを読んだ介護職の方は是非、すぐにでもユマニチュードを取り入れて頂きたいです。

4つの柱はすべて利用者の自立心を呼び起こすための技術と言え、その中でももっとも直接的に自立心に作用するのが「立つことをサポート」する事でしょう。

次の記事:ユマニチュード実践編 心をつかむ5つのステップとは

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