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介護ロボット科研費獲得ランキングは1位から早大 東大 名大 普及への課題は?


アスタミューゼは、「介護・生活支援ロボット」市場における大学・研究機関別の科研費獲得金額について調査し、ランキングの1位が「早稲田大学」、2位が「東京大学」、3位が「名古屋大学」だったと発表した。

科研費(科学研究費助成事業)は、人文・社会科学から自然科学まですべての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」を発展させることを目的とする「競争的研究資金」であり、ピア・レビューによる審査を経て、独創的・先駆的な研究に対する助成を行うもの。

今回は、同社が分類する「180の有望成長市場」の一つ、介護・生活支援ロボット市場の科研費について調査した。

介護・生活支援ロボット市場の科研費獲得ランキング1位は、「早稲田大学」で2億2,379万3,804円(19件)。続く2位は「東京大学」で2億1,838万円(32件)。3位は、1億8,671万円(10件)を獲得した「名古屋大学」となっている。

なお、同社はこの市場の世界市場規模を2015年で15億米ドル、2025年では300億米ドルと推定している。

引用元:介護・生活支援ロボットの科研費ランキング1位は早大、2位は? | livedoorNEWS

有望成長市場と言われる介護・生活支援ロボット市場だが、日本の介護現場での導入事例はまだまだ数えるほどである。

この記事ではこれからの普及のための課題や問題点についてまとめてみよう。

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介護現場においてロボットが活躍している姿を想像できるか?

「介護・自立支援ロボット」と聞いてどんなものをイメージするだろうか。

例えば、介護現場で有効だとされているパワーアシストと呼ばれる装着ロボット。

確かに人を抱えるときなどに効力を発揮するが、いったんそれが終わればすぐ装着ロボットを取り外して別の仕事に取り掛からなくてはいけない。

取り外しに時間もかかる。だからといって、人を持ち抱えるような仕事だけをひたすらしていればいいということなどない。

一機種のロボットにできることは限られており、部分的には役に立つが一日全体の仕事を通して考えると使い勝手の悪い製品になる。

引用元:ロボット推進事業関係者が語る、「介護ロボット」が普及しない理由 | ITmedia

介護は対人援助の仕事であり、同一の単純作業を繰り返し行うような場面はほとんどない。

それに、パワーアシストを装着した職員に抱えられる事に恐怖を感じる利用者も少なくないのではないだろうか。そのあたりは動作音や器具の大きさ次第で改善するだろうが。

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介護現場のスタッフに扱える製品か。

さらには、ロボットが技術的に高性能であることで、介護現場では使いこなせていないという状況に陥っている。

介護現場のスタッフは機械に対するリテラシーが高いわけではないので、運用技術を習得するまでに相当な時間がかかる。

まとまった時間を確保しようとしても、介護現場は多忙を極める。

「そんなことをしてまでロボットを使うメリットはどこにあるのかと、使う側が意欲を失ってしまう」と関口氏は話す。

引用元:ロボット推進事業関係者が語る、「介護ロボット」が普及しない理由 | ITmedia

全職員が使える必要もないし、携帯電話からスマホへの進化を見てもわかるように先進的なロボットが必ずしも複雑な操作を要するわけでもないのでこの問題に関してはあまり気にする事はないように思う。

そもそも現場は必要としていない?

 介護現場と開発者、行政の間のマインドギャップも生じている。

「開発者や行政は介護分野の問題をロボットで解決したいと思っているが、介護現場はそう思っていない。介護は人がやるものという意識が強い担当者もいるからだ。例えば、介護ロボットに関するセミナーを開いても介護現場の方の参加は少ない。参加するのはビジネス目的の強い企業などが多い。行政や企業、開発者がロボットに熱くなっていても肝心の介護現場は冷めている」(関口氏)

引用元:ロボット推進事業関係者が語る、「介護ロボット」が普及しない理由 | ITmedia

現場が一切必要としていないものに高額な研究費を投入している現在の介護ロボット市場というのは行政のミスリードで無駄な税金が使われている分野なのかもしれない。

解決の鍵はAI(人工知能)にあり!?

だからと言って介護業界がこのままでいいわけではない。

人間が介護ロボットを駆使して援助を行うという形態に問題があるとすれば、逆の発想をしてみてはどうだろう。

つまり、AIが各利用者の状況からケアプランを立案してサービス内容を決め、職員の配置やタスクを決定して指示する。その指示に従って職員が援助を提供するのだ。

対人援助の業務と違い、ケアマネジメントや事務作業はコンピュータに任せた方がミスなく行えるはず。

それに介護ロボットの使用局面もAIに判断を任せた方が「餅は餅屋」なのではないか。

「ロボットと人間の適材適所」が解決の鍵のように思うのだがいかがだろうか。

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