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ユマニチュード

入門その5 ユマニチュード第2の柱「話す」

2016/08/14


前回の記事:

入門4 ユマニチュード 第1の柱『見る』

前回の記事では、ユマニチュードの『見る』技術について考えました。

ユマニチュード入門

今回も『ユマニチュード入門』を参考に、『話す』技術について学んでいきましょう。

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技術としての『話す』

『話す』技術は『見る』技術とワンセットです。

目線が合えば話しかけるのが自然ですし、相手がこちらに気付いていないのに話し掛けては驚かせてしまいます。

高齢者特有の聴力の低下により、話し掛けた言葉が理解されているのか、相手の反応を見る必要もあります。

また、相手に見られていることを意識して表情や声のトーンを穏やかにするのも重要です。

反応がない相手に『話す』技術

特別養護老人ホームの様に重度の認知症患者の介護をする機会が多い施設では、いくら話し掛けても反応が無いためにどう話し掛けて良いか分からない、と言う疑問を持ったり、どうせ反応が無いからとコミュニケーションを取ることを諦めがちです。

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日常生活におけるコミュニケーションであれば反応の薄い患者に話しかける必要は無いかも知れませんが、認知症ケアの場面ではそういうわけにはいきません。

そこで登場するのがオートフィードバックと言う技法です。

オートフィードバックとは?

オートフィードバックとは、誤解を恐れずに言えば「独り言」です。

ケアにおける話す事の最も重要な意味は、これから行うケアの説明を行い同意を得る事です。

認知症などの障害により反応をする事が難しく同意を得る事が難しい方でも、説明を省いてはいけません。

そこで、これから提供するケアの説明をした後にケアの実況中継をポジティブな言葉を用いて行うのがオートフィードバックです。

入浴介助の場面を例に実際にどのような言葉かけをすれば良いのかを見ていきましょう。

「〇〇さん、今からお風呂のお手伝いをさせて頂きますね。」

「今から頭を洗うので目を閉じて頂けますか?」

「ありがとうございます。痒いところがないようにしっかり洗いますね。」

「お湯で流しますね。サッパリしましたね。」

「次は背中を洗いますね」

この様に、言葉での反応がない相手にも説明と実況中継を繰り返すことで話しながらケアを行う事が出来ます。

ただ、独り言とは言っても技術としての独り言ですから、言葉以外の反応には常に注意が必要です。

次の記事

入門その6 3つめの柱『触れる』技術

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