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ユマニチュード入門その3 ケアのレベル

2016/07/17


前回の記事:ユマニチュード入門その2 人間らしさとは何か?

前回の記事では、人間らしさとは何を指すのか、どうやって奪われてしまうのかについて考えました。

ユマニチュード入門

今回の記事では、認知症患者に害を与えてしまうケアについて考えてみます。

良かれと思ってやっているケアで害を与えてしまう、そんな不幸な結果を招かないために注意すべき点を見ていきましょう。

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害を与えるケアとはどの様なものか?

虐待や身体拘束といった物はケアではないのでここでは論外として、患者のためと思って提供しているケアが害を与えている可能性について見ていきます。

まずは患者本人の状況に合わせてケアのレベルを決めるところから始めます。

  • 健康の回復を目指すケア
  • 現在の機能を保つケア
  • 最後まで寄り添うケア

ユマニチュードでは、ケアを以上の3つのレベルに分類します。

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そして、そのレベルに適していないケアを「害のあるケア」と呼びます。

それぞれのレベルに適したケア

健康の回復を目指すレベル

次の機能を保つレベルとの判断が難しくなりますが、例えば長期入院から在宅や施設へ帰って来て下肢筋力が低下しており、以前に比べて寝て過ごすことが多くなっているような場合が当てはまります。

このレベルでは、ユマニチュードの「立つ」という要素が重要になります。

現在の機能を保つレベル

現在出来る事、本人がやろうとする事を妨げないのがこのレベルです。

施設の場合では多数の職員が関わりますので、職員によって対応が異なると言うのも問題になります。
本人の状態を共有し、チームでの意識統一が重要です。

最後まで寄り添うレベル

痛みや苦しみを出来るだけ取り除き、穏やかに過ごす為に寄り添うレベルです。

このレベルでも「何も出来ない」と決めつけるのではなく、患者の様子を観察しコミュニケーションを取って出来る事はやってもらう事が大切です。

まとめ

本人の状態からケアのレベルを決める事、本人に出来る事は何かを把握する事、これらはいつも身近に居る介護者や看護師でないと分かりません。

適切なケアを提供する第一歩は見て、触れて、患者の状態を正確に把握する事です。

そして、均一なケアを提供する為にはチームケアも重要な要素です。

 

次の記事:入門4 ユマニチュード 第1の柱『見る』

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